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~恋の副作用~

さて、3ヶ月連続のリリースの第1弾として、10月21日に
まず『サイド・エフェクツ』(~恋の副作用~)30周年記念盤が発売されます。
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このアルバムに関しては、いろいろと思い出すことがあるんですが。
レコーディングの始まりは、
ガラス張りのスタジオ内から富士山も間近に見えるという、
いい環境の河口湖スタジオでした。
確か2週間ほどの滞在予定。
季節は冬から春へと変わる頃でしたが,
現地に着いてから天気が荒れてきて雪がけっこう降ってきました(笑)。
2日後にはもう一面雪景色という状態で、
スタッフも積雪の影響で道に迷ってしまったりと、
ちょうど映画で言えばスタンリー・キューブリック映画『シャイニング』の
孤立状態を連想させました。(笑)
ロージー裏(3).jpg
松尾30(2).jpg
ただ、これがいい緊張感をサウンドに
与えたかもしれません。
集まった新進気鋭のメンバーは
ムーンライダーズのギターリストでこのアルバムの
プロデューサーでもある白井さん、
エキゾティックスのキーボード西平くん、
ヤプーズ、ポータブルロックのベース中原くん、
Shi-shonen のドラム友田くん。
何か新しいものを創るという気運にも押されて
とてもいい雰囲気でのレコーディングでした。
松尾サイド(1).jpg
それからこのアルバムで素晴らしいミックスをしてくれた
ミキサーの山口くん。
彼は僕と同じく九州出身で、
(彼は佐世保出身)
ミキサーとしてもこの後、有名になっていくんですが。
僕が福岡の大学時代に、一時一緒にバンドをやっていたというのは
(当時、彼はベースを弾いてました。プログレ大好きでした(笑))
すごいと思いません?
大学は違っていたので、卒業後はそれぞれお互いに
どうしてるか知らない状況だったのですが、
ある時、ムーンライダーズの鈴木慶一さんが
「松尾くん、山口くんって知ってる?」ということから、
彼が東京でミキサーになってることを知ったんです。
再び一緒に仕事ができるなんて!
このアルバムが名盤(自分で言ってますが(笑))と言われているのは
こういう不思議な縁も作用してるんかもしれません。

    松尾 清憲



「マイ・センチメンタル・ガール」&「裸足のマリア」

松尾30(2).jpgということで、大傑作にちがいない
ニューアルバム『 This Tiny World 』の
レコーディングも終わりました。(発売は11/18)
選曲会議からよくここまで頑張りました。
The Velvet Tea Sets のメンバーにも感謝。

それで、3ヶ月連続の松尾リリースなんですが。
まず、今月10月21日に
松尾のファーストアルバム
『サイド・エフェクツ』(恋の副作用)30周年記念盤が
発売になります。
「愛しのロージー」をはじめとする名曲の数々。
松尾サイド(1).jpg
自分で言うのもなんですが(笑)、
ソロデビューアルバムでありながら、
すでに、そこにすべてがあるといっても過言ではないような音楽世界。
自分で今聴いても、どきどきするところがいいな。
そして今回の記念盤のために用意したのが、
「マイ・センチメンタル・ガール」「裸足のマリア」の2曲。
当時の選曲会議でおしくも選曲されなかった曲は
けっこうありまして、
その中でも、ぜひちゃんとレコーディングしたいなと
思っていた中の2曲、
「マイ・センチメンタル・ガール」は英国風ポップソング。
「裸足のマリア」はムーンライダーズにも通じる、
エキゾティックなラヴソングです。
ただ、この2曲とも、当時の選曲で選ばれてたら,
アルバムの雰囲気もまたちょっと違ったかも思わせるところが、
これまた面白い。
ぜひ、聴いてください。
松尾コラージュ(F3).jpg

      松尾 清憲

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